技術進化で立体形状がより自由に、
女性用ではマニッシュが流行。1990年代のウオッチトレンド


MIM(Metal injection molding 金属粉末射出成形)などの加工技術の革新で、デザインの幅が大きく広がった1990年代。3次曲面形状のモデルが表現しやすくなり、特にスポーツウオッチで、流線的なケースやバンドの一体型デザインが増加。熱感鍛造の立体表現による、ガジェット感の強いスポーツモデルも流行した。またCADの導入で、立体的なデザインの自由度が向上したのもこの時期である。レディスウオッチでは、女性の社会進出やマインドの変化により、ユニセックスな大きめのモデルや、多針ダイヤルのマニッシュなデザインがブームになった。また、キネティック、サーミックなど、クオーツウオッチの電池式に代わる機構・ムーブメント開発も盛んに行われた。









































































































































