国産として初めて鉄道時計の
指定を受けた記念すべき懐中時計。セイコーの鉄道時計


当時の日本の交通を支える鉄道。そのスムーズな運行をセイコーの鉄道時計が支えた。

鉄道時計という性質上、ダイヤルのアラビア数字の視認性を強く意識してデザインされた。

初代モデルをできるだけ忠実に再現した復刻モデルのダイヤルデザイン。

1929(昭和4)年に、国産としては初めて鉄道時計としての指定を受けた懐中時計が、精工舎「19型懐中時計」だ。ここからセイコーの鉄道時計の長い歴史がはじまる。列車の運転席にある計器パネルの開口部にセットするために、提げ時計の基本的なスタイルや寸法は踏襲されつつ、精度や視認性など進化を続けた。1978(昭和53)年にはクオーツ式の鉄道時計(75系)を商品化し時間精度を向上、その後も耐磁性能の強化など精度を大幅に向上させることに成功した。そのデザインと性能が認められ、セイコーの鉄道時計はその後、公益財団法人日本デザイン振興会の「2013年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」を受賞した。









































































































































