2代目以降のデザインにも
影響を与えた初代ダイバーズウオッチ。セイコー ファーストダイバー


このモデルの誕生から、機能性、安全性を追求するセイコーのダイバーズウオッチの歴史が始まった。








1965(昭和40)年、日本初の150m防水を実現した自動巻の機械式腕時計が誕生。高水圧に耐えられるよう、りゅうず部分に二重パッキン構造を採用し、その性能が評価され1966年の第8次の南極越冬隊にも採用された。シンプルな円錐面のケース、薄型の回転ベゼルのデザインはスマートな印象。裏ぶたには防水性をあらわすイルカのマークが付いている。ダイヤルは黒のみで、インデックスは蓄光塗料を乗せたスクエア形状。この11か所のインデックスは植略字ではなく、強い衝撃を受けても剥がれないエンボス仕上げ。このファーストダイバーの技術とデザインは、その後も着実に進化し本格ダイバーズウオッチとして発展していった。


シンプルな円錐面のケース。二重パッキン構造のりゅうずには「SEIKO」の文字が輝く。









































































































































