高級腕時計の組み立てを通じて、
「匠の伝統」を感じさせる施設。「雫石高級時計工房」設立


2004年から2021年まで高級機械式時計の組み立てを行った「雫石高級時計工房」。現在はその役目を終え、新施設「グランドセイコースタジオ 雫石」がオープンした。

特注品である「岩谷堂箪笥」製の作業机に座り、時計づくりの技を磨き伝統を受け継いでいく時計師たち。

見学通路からの風景。奥には美しいブナ林が見え、四季の自然とともに真摯な時計づくりを見学することができた。

岩手県雫石にある盛岡セイコー工業の機械式腕時計部門は、2002年に「高級時計職場」としてスタートした。2004年には高級腕時計の製造にふさわしい空間「雫石高級時計工房」としてリニューアル。優れた工場としての機能のみならず、機械式時計を作り続ける「匠の伝統」を感じさせる施設を目指した工房だった。時計師の作業机は岩手の伝統工芸品「岩谷堂箪笥」の特注品。作業場には時計師の手元を撮影するカメラ設置するなど、来場者が臨場感を持って見学できる工夫がなされた。2021年には新施設「グランドセイコースタジオ 雫石」がオープン。工房の機能とともに、グランドセイコーのモノづくりを体感できる場として受け継がれていく。









































































































































