セイコー初めてとなる本格的な
「中三針」のウオッチが登場した。スーパー


戦後のセイコーの腕時計の雛形となった中三針タイプの腕時計「スーパー」。SEIKOの上のSマークは、通称「蛇S(ヘビエス)」と呼ばれている。

交互に配置されたアラビア数字とくさび型のインデックスがユニークなモデル。

こちらも「中三針」モデル。鮮やかな赤色をした秒針が非常に印象的なデザインだ。

1950(昭和25)年に登場した「スーパー」は、戦後のセイコーの雛形となった、「中三針ムーブメント」だ。当初は8石だったが、やがて17石までグレードアップした。防水、カレンダー機構の追加などの進化も遂げ、1956(昭和31)年の「マーベル」登場までセイコーの主力ムーブメントだった。スーパーを搭載したモデルはデザインも多彩で、インデックス形状や仕上げに凝ったものも多くあり、大ヒットとなった。ケースの直径サイズは、新10型キャリバーが小型であったことや当時のトレンドで27mm~30mm程度だったが、流行の移り変わりにより大型化が進み、33mm程度までサイズアップしていった。









































































































































