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1997年に発売したこのモデルは、「アクセサリー調の小型の腕時計」という当時のレディスウオッチの流行とは一線を画す、大ぶりなサイズが特徴。シンプルな時・分・秒の三針ではなく、ダイヤルに多機能表示のための小さな針が付いていて、男性向けのクロノグラフ機能付き時計を思わせる力強さを持ちつつ、アラビア数字は非常に繊細でフェミニンな印象です。
セイコー ルキアはブランド誕生から20年以上にわたって、
時代の機微を捉えたデザインで、躍動的な女性たちを応援して、
腕時計というファッションアイテムの可能性を追求してきました。
今回はそんなルキアのデザインの歴史について紐解いてみようと思います。
1997年に発売したこのモデルは、「アクセサリー調の小型の腕時計」という当時のレディスウオッチの流行とは一線を画す、大ぶりなサイズが特徴。シンプルな時・分・秒の三針ではなく、ダイヤルに多機能表示のための小さな針が付いていて、男性向けのクロノグラフ機能付き時計を思わせる力強さを持ちつつ、アラビア数字は非常に繊細でフェミニンな印象です。
1998年に登場したこのルキアは、ケースからバンドにかけて流れるような一体感のあるフォルムが最大の特徴です。バングルのように滑らかな流線形で、金属の光沢面が存在感を示し、女性の手元を鮮やかに輝かせてくれます。ダイヤルはマニッシュな黒で、極端に長いアラビア数字と時目盛が特徴的。モダンな雰囲気を醸し出しています。
バカンスをイメージさせる大ぶりで爽やかな印象のルキア。本格的なクロノグラフ機能を有した、スポーティーな佇まいです。ケースは堅牢なスレンレス素材を活かし、大胆な竜頭ガードのデザインは、男性的でアクティブな印象。ダイヤルとバンドの両方に、白色の天然素材を用いることで、全体としてピュアな雰囲気を醸し出しています。
面の構成が非常にシンプルで、気品ある佇まいが特徴のモデル。ガラスを縁取っている「ガラス縁」を廃したシンプルな構造で、ミニマルでありつつエレガントな造形に仕上げました。ガラスの周りの8カ所に、ダイヤモンドを個性的にレイアウト。その豪華な美しさが、身につける女性たちの心を楽しませてくれます。
やや大ぶりなトノー(樽型)フォルムと、メリハリの効いたアラビア数字のレイアウトが非常に個性的。アラビア数字の2と6と10はダイヤルの外に飛び出す勢いで配置され、途中で途切れています。10年以上にわたりニューアルを繰り返しながらベストセラーとなったモデルの一つです。